くちびるに歌を

くちびるに歌を

散らぬ牡丹の一つでいい。君の胸を打て。

【随時更新】推しまとめ

基本的に私は俳優さんを注視して見ることが多いのですが、別口で、その中でもこの人のこの役が好き!!!というのをまとめてみました。

 

 

グランドミュージカル

レ・ミゼラブル:アンジョルラス (上原理生)
ここから全てが始まった。
ガブローシュ→エポニーヌ→ABC...と推しが変遷してる。ABCは今でも好き。
特に理生さんのアンジョは砦前でグランデールに必死に何かを訴えて叫んでいる回があり(「お前は逃げろ」と言っていたように見えた)、その事が衝撃的で未だに鮮明に覚えている。
あと、イギリスで見たブロンドグランデールと銀髪ジャベールのビジュアルが素晴らし過ぎた。

モーツァルト!:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト(井上芳雄)
芳雄ヴォルフに出会っていなかったら私はミュージカルオタクになっていない。
1幕終わりの影を逃れての全てが大好きすぎる。このシーンで私は芳雄さんに一目惚れした。

才能に追い詰められる役が似合いすぎている。彼はちゃんと、恐れ知らずで向こう見ずで、だけど寂しがり屋の1人の青年だったのに。

1789バスティーユの恋人たち:ロベスピエール(古川雄大/三浦涼介)
ほんと雄大さんのロベピはカリスマの極みだから部下になりたいし、三浦さんのロベピは自分の勝手な解釈とばっちりあってしまって泣き崩れた。誰踊の圧倒的な存在感。そして物語のラストの未来を暗示するかのような「全てを悟ってしまった」ような刺すような視線が大好き。私は三浦さんのギラギラした役というか、不器用な意志を持ってしまった役にハマりやすいのかも。
1789はロナンと革命トリオも大好き。

フランケンシュタイン:アンリ(小西遼生)
この混沌とした物語の中でこんなに「可哀想だ」と思った人はいないと思う。

 

新感線

SHIROH:シロー(中川晃教)
「信仰」してる演目。シローくんは勝手に「燃えながら落ちていく彗星」だと思っている。圧倒的な光のあまり周りを焼き尽くしながら落ちてしまった星。とても綺麗でとても悲しい。中川さんに「歌で人を操れる少年」って言うのを付与した新感線、本当に尊敬する。

中川さんの主人公力がこの物語の悲劇性を加速させているように感じられる。また、これ見て以来中川さんが神に歯向かう歌を歌うと心臓が痛くなるようになった。

髑髏城の七人season鳥:蘭兵衛(早乙女太一)
私が鳥蘭が大好きな理由は罪深いからだ。みんなに情をかけた上での自己破滅。そして情をかけたものはみんな不幸になる。
蘭兵衛さんの時は極楽と無界の里の皆に情をかけて、蘭丸の気持ちは押さえ込む。蘭丸の時は天に情をかけて、蘭兵衛さんの気持ちは押さえ込む。1度も自分のために生きれていない。責任の負えない情を振りまく鳥蘭さんが嫌いだし、同時に不器用にそう生きるしかない彼を愛おしくも思う。

髑髏城は下弦捨/下弦霧丸、極兵庫/夢三郎も大好き。

薔薇とサムライ:シャルル(浦井健治)
私の推しキャラクターの中で一番生命力が高い。シャルルほんとに可愛い。めっちゃ動く。
おすすめは天海さんの後ろで軽やかにラテンダンスをするシャルル。

ジパングパンク:心九郎(三浦春馬)
大阪決起の歌が大好きなんだ……

 

末満作品

TRUMPシリーズ:シオン・ヴェラキッカ(松下優也)
結末を考えると胸が痛くてたまらない。愛する人への贖罪のためにここまでしてしまう愚かさや誠実さが哀しくて大好き。幻想幻愛メランコリックの時の表情を見て欲しい。

松下くん、生きるのがしんどそうな役が上手だね……死にたいわけじゃないけど、生きていることに嫌気がさしてるというか。厭世的というか。

舞台刀剣乱舞:山姥切国広(荒牧慶彦)
最終的にここに落ち着いた。戦えば戦うほど主人公みを帯びてくるところと独特の視線の送り方。悲伝の爆発的な演技で惚れた。

過去を乗り越えられた強い人物だから、正確には推しではないんだけど、心から応援したい人物。1番脳裏に焼き付いて離れないのが円環を巡ると宣言した山姥切国広です。

TRUMPシリーズ:スノウ(和田彩花)
秘密を抱えて生きる寂しそうな女の子。翳りのある表情とあの一言の声色が美しくて大好き。彼女がリリーちゃんとまた出会える日を願って止まない。

TRUMPシリーズ:ダリデリコ(染谷俊之)
死者を背負えば背負うほど誇り高くなるところ。あれほど強いのに全てを失う運命の哀しさと祈りの姿勢が好き。

新約LILIUMの短編を読んだ。末満さん???

 

 

その他

愛と悲しみのシャーロック・ホームズ:シャーロック(柿澤勇人)
私が見たかった柿澤さんがそこにいた。弱くて自分の頭の良さに無自覚で、相棒の過ちにも気づいてしまうところが好き。

DEAR EVAN HANSEN:エヴァンハンセン
優しくて愚かで不器用で罪深い等身大の高校生。その、ままならなさが恐ろしくリアルで愛おしい。

ぼくのメジャースプーン:「ぼく」(田中亨)

大好きな小説のキャラクターを丁寧に大切に再構築していて、感謝しかない。高校生になった「ぼく」も田中くんに演じてもらいたい。

 

番外編 ドラマ・映画

MIU404:志摩一未(星野源)
伊吹の手網を握っているようで、並行して走っている性格であるところ、自分を許せない弱い部分を併せ持つ実直さが大好き。また、自分の生に無頓着なのに、ちゃんと生きることを選択したことが好き。伊吹との関係が「互いを救いあっている」であるところが好き。

カルテット:家森(高橋一生)
軽い性格であるのにも関わらず、本命の子には奥手。ヴィオラを引く姿はもはや神々しい。屁理屈ばっかり話すけど、自分の気持ちには素直で仲間意識が芽生えるところが好き。

昭和元禄落語心中:菊(岡田将生)
濡れた子犬のような翳りのある演技が好き。助六と2人で過ごしていたときのあの雰囲気が後の悲劇を引き立てていて地獄。落語が全てになってしまったことが悲しくてならない。

神と共に:ヘウォンメク
1章では元気なお兄ちゃんだなって思ってたのに、2章の過去編で沼に突き落とされた。そしてその過去が壮絶だったのに、その過去に心当たりがないことが切ない。

ハリーポッター:セブルス・スネイプ
「always」。そして、彼の名前。これに尽きる。

 

番外編 見たら絶対好きになる方々

二都物語:シドニーカートン(井上芳雄)
人生の推し。原作をバイブルにしている。飲んだくれの弁護士だけど、愛する人のためにその身を捧げた主人公。多くは語れない。再演を願い続けて8年近くになる……

ルドルフザラストキス:ルドルフ(井上芳雄)
曲が良すぎる。見てしまったら最後だと思っている。苦悩する王子様だということしか私はまだ知らない…

 

まとめ

3言で表すなら私の好きなキャラクターは「喪失、追慕、自己犠牲」。

・秘密を抱えながら飄々と生きている人。
・大切な人の思いを背負って生きている人。
・他人にとっても自分にとっても愚かなところがある人。
不本意に神様になってしまう人。
・自分の幸せのために生きれない人。