ガイズ&ドールズの感想。人生とは賭けの連続である。
6/23 ソワレ
帝国劇場
あの奇跡の舞台を見てからもしかしてもう半年経ちました……??
序文
昔語りをします。
私は二都物語という小説が大好きでした。
二都物語とはチャールズ・ディケンズが発表した小説です。そしてそれは2013年に井上芳雄さんと浦井健治さんでミュージカル化しています。
二都物語を知ったのはのはほんとに訳分からないんだけど受験期です。「息抜きに小説読むか。これミュージカル化したやつじゃなかったけ?」と手に取ったのがきっかけ。読み終わった後に本当にストーリーが信じられなさすぎて、え?って言いながらミュージカルのサイト検索したけど出てこなくて、一生懸命たどり着いた稽古場レポ(?)とStarSブログとYouTube見ながら「これを本当に芳雄さんと浦井くんが演じたんだ……」って噛み締めながら泣きました。
二都物語、文章の全てが好きで登場人物の全てが好きでストーリーの全てが好きで、読み終わった後にもう一生こんなに心震える本に出会えないんだろうなって思うくらい好きなんです。こんなに大好きになれる小説を見つけることが出来たのは、ミュージカルが大好きだったからだし、それを芳雄さんと浦井くんが演じた事実があるというだけで100億倍この物語が魅力的に映るんですよ。おふたりに感謝してもしきれない。
私にとって二都物語は間違いなく聖書なんです。
本編
そんなこんなで2人に思い入れしかない私が芳雄さんと浦井くんが久しぶりに共演する舞台が開幕するってことで、喜び勇んで会場に向かいました。
このご時世チケットが生きるか分からなかったので、実際は全然見る実感が無いまま会場に到着してしまいましたね……
以下登場人物別感想を!!
スカイ・マスターソン(井上芳雄)
彼の生き様を噛み締めているうちに半年たっていました。
いきなりですが、スカイの大好きなところを3つ挙げます!!
①聖書を暗記しているところ
聖書を諳んじらるキャラクターは全て私の推しです。なぜなら、私が大好きな二都物語のシドニーカートンも聖書を暗記しているから。ほんとに素敵でした……ありがとうございました……
②キューバ、ハバナ
ハバナのダンスが好き好きで見ながら泣いてしまいました。ダンスパート自体はそんなに長いわけじゃないんだけど、各所にキレが垣間見えてて最高でした。ガツガツ踊る芳雄さんからしか得られない栄養素が絶対ある。
③俺のレディ・ラック
スカイの
ラァック⤴︎︎︎ビー⤵︎ ︎ア レィ⤴︎︎︎ディ⤵︎ ︎
の発音がめちゃくちゃ好きなんです。ここだけ一生聞いてたい。
私、ディズニー映画だと「ラプンツェル」のユージーンとラプンツェル、「ズートピア」のニックとジュディが本当に本当に大好きなんですよね。それを踏まえてスカイ・マスターソンをご覧下さい。
…………お分かり頂けただろうか。
サラ・ブラウン(明日海りお)
可愛い中にしっかりとある凛々しさ。
単に真面目で頑なな主人公ってだけではなく、裏打ちされた気品があり本当に美しかったです。
いや本当にハバナが最高だったんですよね……何度もはハバナの話をしちゃう。
スカイといる時のサラは本当に可愛くて、「座れ、船が揺れる」が始まる前に顎クイするサラは爆イケで、ギャップが本当に素敵でした。
ネイサン・デトロイト(浦井健治)
健気な大型犬。でもしっかりかっこいい。
ネイサンが大型犬に見える病気です。スカイとの絡みもアデレイドとの絡みも本当に可愛かったんです。
でも、同時にしっかり全てがかっこよくて。特に、「俺のレディ・ラック」でのターンが最高でした。やっぱりガツガツ踊る浦井くんからしか得られない栄養素があります。
あと結婚式の時のお辞儀も大好きです。
ミス・アデレイド(望海風斗)
可愛らしく愛らしい彼女。
私は宝塚にはまだ疎いので、現役の時を拝見したことが無かったのですが、男役だった頃の姿が全くチラつかなかった。凄い。役を自分のものにしていて本当に可愛らしかった……
実はあまりも可愛らしいので、オペラグラスでめっちゃ追ってました。
男役時代のお姿も是非見たい!!
ナイスリー・ナイスリー・ジョンソン(田代万里生)
ないすりー最高に歌上手いじょんそん
「座れ、船が揺れる」が好きすぎます。本当に楽しかった……緩急の表現が上手すぎて、本当に船に乗ってるように見えました。
あと、出はけの度に食べ物をもぐもぐしていたのが最高に可愛かったです。
舞台セット
もはや住めるのでは?
実はガイズを見て以降自分のミュージカルオタク人生の第1章は終わってしまったんじゃないかってくらい満足してしまったんです。前述したように、私は二都物語を人生の指標にしているので。
それはオタクを辞めるって訳じゃなくて、舞台との接し方を変えるかもってことです。学生も終わるし、新しい環境で働き始めて、私はどれくらい舞台を見る時間を割けるのか、そして、そもそも舞台がある地域に住めるのか……色々な不安がありました。
配信頼りなるかもしれない、逆に今以上に劇場に通うかもしれない。それは未来の自分に聞いてみないとわからないことです。ただ一つ言えるのは舞台というジャンルには絶対存在しているってこと。
どんな環境になっても無理せず趣味を楽しんで生きていきたいな。オタク人生第2章も楽しめますように…………
……って幕を閉めようとしてたんですが、実は博多座のエリザベートのチケットをありがたいことにゲット出来たのです。つまり……まだもう少しお付き合いくださいということ!!
やったー!!!!!!!!!!!!!!!!
おまけ
Twitterに載せた悲鳴です。