くちびるに歌を

くちびるに歌を

散らぬ牡丹の一つでいい。君の胸を打て。

刀ステ 天伝・无伝+‪覚書

長かった、、、

舞台刀剣乱舞の感想をまとめます!!!

泣く泣く東京に行くのは諦めてしまったけれど、配信、ライビュで全力で楽しむことが出来ました。キャストさん、スタッフさん全員に腕取れるくらい拍手を送りたいです。

 

!以下感想!

 

天伝 蒼空の兵

(配信/千穐楽ライブビューイング)

晴れ渡る空のような素敵な命懸けの物語だった。

 

※主にライビュの感想

一期一振:あなたは神か。泣く顔が慈悲深すぎて私が泣きました。ボロボロ泣いていた、、、あと殺陣がヤバすぎて空いた口が塞がりませんでした。カテコありがとう。
加州清光:あなたは神か。演技の爆発力が凄かった。徳川さんと相対した時の声の変化がまさに。まじで清光でした。また会いたいです。
山姥切国広:ずっと好きなんですけど、ほんと好きなんですけど、カメラがアップになる度に顔面に殴られました。あとカテコが本当に本当に本当に、、、まんばちゃんについて語りたいことがありすぎる。
太閤左文字:かわいい、、、カテコ、言葉につまる瞬間に私が泣いた。
宗三左文字:綺麗。まじで綺麗。久しぶりでめちゃくちゃ安心感あった。丸太が似合います。
鯰尾藤四郎:いち兄が泣くシーンのずおくんの心配そうな表情に私が泣いた。殺陣やばい。
骨喰藤四郎:綺麗。表情の機微やばい。殺陣やばい。
歴史上の人物:皆さん演技の爆発力と殺陣の速さがやばくて、、、本当に感情移入しすぎて辛かった。特に弥助の最期に涙を流しているように見えた瞬間と真田が刀で自害しようとする瞬間の演技に震えが止まりませんでした。


・天伝のエンディング曲めちゃくちゃめちゃくちゃ好きなのでどうにかしたい。三拍子綺麗、、、サビ前の盛り上がりからのサビの独特のメロディ、そ↓ら↑へ↓って部分がめちゃくちゃ晴れやかで好き。

・まんばぢゃ゛ん゛、未来を知りたいか聞かれたときに、すっっっっっごいつらそうな顔してて苦悩が伝わってきて無理だった。

・ソイヤの終わりの時にまんばちゃんが倒れ込んでて、めちゃくちゃ心配した。ほんとに全力で殺陣をやってくれていたことが伝わってきて、泣いてしまった。

・「失う覚悟は出来ている。主よりこの身を与えられた時から。」この言葉に胸が痛くなった。今後悲伝で失うという意味でもそうだし、刀剣男士が歴史上の人物たちに喪失を無理強いしてきた罪悪感を痛いくらい感じていることにも悲しくなった。

 

覚書1

なぜ私が刀ステが好きなのか。

私、ミュージカルの1789バスティーユの恋人たちって作品が本当に大好きなんです。だから、刀ステも1789のように役者の熱量とキャラクターの熱量が一致する瞬間が楽しいし、どうしても愛おしく感じてしまう。公演を繰り返す度に高まってくるあの感じ。ただ、役者がほんとに心身に傷を負ってしまったら、それはもうエンタメでは無いので難しいところ。ただ、私は、抗議や願い事は可能だけど、観客である私たちは役者さんやものを作っている人たちに「危ないからやめて」なんて直接言う権利はないと思っていて。だって、あの体当たりの演技を見てマイナス感情を持たれると役者さんたちも悲しいじゃん。

だから、私は精一杯拍手したいし、ありがとうって言いたいよ。身体に気をつけて美味しいもの食べて寝てくれ。

私が刀ステのことを大好きになった理由、そしてサブアカウントを作った理由は、一挙無料配信で見た慈伝の荒牧くんのカーテンコールです。三日月って言って言葉に詰まる荒牧くんを見てから、この人たちはこんなに役を落とし込んで、まるで自分のことのように理解して、演じてるんだなって実感してしまったから。ほんとに「戦い続ける座組」なんだなって刀ステを見る度に感じるよ。天伝のカーテンコール、荒牧くんが調子が悪そうで、具合悪いのかな、、、ってほんとに心配したんだけど、その中でも一生懸命言葉を紡いでくれて、休んで欲しいという思いと同時に、この人はこんな覚悟をして舞台に臨んでいるのか、、って脱帽しました。

本当に刀ステに出会えて良かったと思ってる。

 

 

无伝 夕紅の侍たち

(配信/千穐楽配信)

不穏な空気を残しつつも爽やかな青春群像劇だった。ちゃんと彼らはそこに生きていた。

三日月宗近:綺麗にただそこにいた。殺陣も所作も全てが美しかった。特に、曼珠沙華の中にいるのも静かで深くただただ美しかった。孤独な刀って呪いをかけられてしまったの、愛という名の呪いっていう末満さんのサビだと思うのでとても心配です。

鶴丸国永:トリッキーな言動を繰り広げ場を盛り上げてくれた上、殺陣がやばい。かと思えば、三日月との対話のシーン。鶴丸一瞬泣きそうに言葉につまる→おどけた声を出す→静かな声でどうしたら狂わずにいられると呟くように語りかける。で、もう、涙が出ました。この鶴丸はやっぱり円環について勘づいてると思います。心配です。

へし切長谷部:推しなんですが、心配してた通り試練を与えられて挫折してしまった、、、(推しが死ぬか挫折しがちな人)でも、長谷部はそこを乗り越えて強くなれる子だし、多分極めに行った理由もここなんじゃないかと思う。殺陣の間、ずっと好戦的に笑ってたし、ずっとかっこよかったな、、、あとカテコが盛り上げ上手すぎです笑あと、黒田官兵衛と長谷部、三日月とまんばの対比に見えてきて心配です。

泛塵:長ゼリフお疲れ様、、、めちゃくちゃかわいい、、、声のトーンがまんばに似てるんだよなって個人的に思ってました。
大千鳥十文字槍:かっこよかったです!!!彼も物語を欲していたので、維伝まんば(?)と通じるものがあるなと感じました。
薬研藤四郎:薬研がいなかったら長谷部がどうなっていたか分からないから心から感謝してます。薬研と長谷部の関係素敵ですね、、、
骨喰藤四郎:素晴らしかったです。殺陣も凄かったし、骨喰体操で死ぬほど笑った。
数珠丸恒次:目を伏せてあの殺陣をしてるのほんとにすごくない??美しかったです。

真田十勇士:青春だった、、、めちゃくちゃ良かったよ、、、感情移入しちゃった、、、仲良しで何より!ほんとに「もうひとつの本丸」を感じました。
豊臣秀頼:まじでお疲れ様です、、、、、心からの感謝以外何も言えない、、、、、
高台院:神でした、、、おちゃめな上、歌が素晴らしく上手い、、、、、

 

どうしても大好きなシーンが2つあります。
・どうしたら狂わずに居られる→容易いことだ
からの本丸の思い出がたりのシーン
・月が現れ今までの物語がリフレインされ陽伝になるシーン

 


・たぶん无伝は挑戦だったかもしれない。スクリーンを使った殺陣といい、ダンスのように真田十勇士と戦うシーンといい(多分ミューオタは脳死で見れる気がする)

・三日月の笑い方が変わったのは意図的なのかどうなのかめちゃくちゃ気になります。

・三日月さん、真田十勇士と対峙する姿はもはやラスボス

・人の心がない秀頼様のラスト演出に泣きました。

・これは私がTEAMNACSのオタクだから自動的に死んでる事なんですけど、ラッセイの歌詞、辞世の句ですよね、、、ねぇ、Warrior見てたからすぐ分かったよ、、、

 

 

覚書2

大好きな悲伝を見返しました。

刀ステの何が悲しいって、私の推したち、例えばリリーちゃんとスノウちゃん(TRUMPシリーズ)みたいに初めからふたりぼっちで、ずっと関係を共有してるならよかったのに、三日月とまんばが意図せずふたりぼっちになってしまったことが悲しい。三日月は本丸の最大幸福を考えていただけだし、まんばに至っては三日月は何かと気にかけてくれるな〜くらいにしか思って無かったんだと思う。多分、なのにあんな託す託されるの関係になってしまった。三日月がまんばの全てになってしまったと感じて泣いてしまった。

「悲伝」って世代交代だと思ったんですよね。

悲伝の三日月さんって、圧倒的な強さと対象的な「弱さとか老い」が強調されているような気がしている。(大千穐楽を見てるからより感じるのかもしれない)三日月さんが白いのやはり、安直だけど連想されるのは老いなんだよな。老いと清さ。何色にも塗り替えられる。「無」。そして、无伝に比べて悲伝は三日月さんに余裕が無いように見える。
一方、まんばは三日月を失うことによって1歩踏み出すという、喪失を乗り越えた先の未来を感じる。(時間軸的にどうなのかは分からないけど)慈伝で確かに修行に出ているし、この物語を進める上で、やっぱりまんばは主人公であるとそこから感じた。煤けた太陽って表現もそうなんですけど、三日月さんが「その目で見た」っていうように、まんばちゃん、目も大切な要素な気がするんですよね。眩しいものを見るようなつらそうな目を良くしている気がするんだ。 

 

だから、「悲伝」は世代交代。親から子へ、師匠から弟子への世代交代と同じだ。

 

そもそも、三日月さんは狂っているのか?悲伝のト書きでも无伝でも三日月さんは「深い」って形容されてた。深いって、静的なのにそこになにか信念がある感じがする。あと、三日月そのものの歴史とか物語的な背景もあるかもしれないけど、三日月さんの色ってそもそも「深い」青だった。
本丸のためならいくらでも円環を回るって、外部から見れば正気の沙汰では無い。正気でいられることが、つまり狂ってないことが、「狂って」るのかなって思う。
でも、鶴丸は実感として、三日月のことを知っている。だから、あんな質問をした。やっぱりこの鶴丸は円環について知ってるよね。

 

彼らの軌跡を見てきたから陽伝がハッピーエンドであることも心から願っているが悲伝が大好きすぎたので、あの三日月の思いを無下にしないで欲しいという気持ちもある。悲伝から慈伝の流れがほんとに好きだったんだよ、、、悲しくも美しかったんだよ、、、

まあ、あと末満さんは誰かのハピエンは誰かのバドエンって書き方をするので、陽伝が満場一致でハッピーエンドとは限らないかもしれない。

 

とりあえず、綺伝が楽しみだ!

そして

いつか陽伝をよろしく!!