刀ステについて②~刀ステ初見組の覚書 〜
前回(刀ステについて①〜刀ステ初見組の覚書〜 - くちびるに歌を)の続きです!!悲伝から維伝の感想&考察です!!!
悲伝
いきてる?
3日くらい心身の体調を崩すくらい衝撃を受けた作品。感想とか書けなかったくらい記憶が無い。
この話をみた瞬間的刀ステを推すと決めた。
(見る前の遺言)
私はもうまんばちゃんが泣きじゃくるのも、へしが絶叫するのも、三日月さんが笑顔を消すのも見たくないんだが、、、幸せにおなりよ、、、、、、、、、
→全部見れたね☆
・これ見た人で正気でいれた人いる????
・感想とかもうかけないから、察して欲しい
・くそほど泣いた
・もう無理
・この流れ読めてたはずなのにいざ目の前にするとくそほど泣いたしただの地獄だし集団墓地
やめて欲しい
・ed三日月さん最後にでてきたの、、、
・へし切長谷部。むり。助けてくれ。極かっこよかった。むり。主命。
・まんばちゃん。お前ほんとに大好きだよ。ありがとう。むりだよ。感情がでかい。もう最後のところとか一緒に号泣してた。生きてくれ。幸せになってくれお願いです。
→ねえ、維伝、なんで、、、
・三日月さん。大好き。私は死ぬんか?むりしか言えない。むり。ほんとにむり。許さない。世界を許さない。お願いです救ってください。お願いします。お願いします。かみさま、、、、、またきっと戻ってきますよね、、、、、、(号泣)
死!!!!!感想とかかけない!!!!!
悲伝初見私
見る前「噂通り精神が死ぬんだろうな〜」
序盤「ヒュ、、、、、(息を止める音)」
中盤「、、、、、、、、(展開が怒涛すぎて何も言えなくなる)」
終盤「、、、、、、、、(世界の秘密を知ってしまいもうひたすらに泣いてる)」
終了「、、、、、、、、、(地獄のそこを見てきたような目でカテコをみて2度死ぬ)」
今「、、、明日からどうやって生きていこう、、、、」
慈伝
・OPで三日月さんのナレーションがないだけで鬱になりそう
→重症ですね
・情緒が、、、、、幸せなシーン見れば見るほど鬱になる、、、、、
・悲伝、、、とは?????
・へしさん偉い、、、、、、ちゃんとまんばちゃんのこと考えてくれてる
・くそ楽しい、、、、これでいいじゃん、、、、悲伝ってなに、、、、?幻???
→どっちも大好き
・音楽に乗ってみんながわちゃわちゃする部分NACSみを感じてしまって私が自爆した
→teamnacsさんの下荒井兄弟見てください
・まんばちゃんはにせものじゃないもん!!!!!!
→ととろ、いたもん!!のテンションで
・まんばちゃんは彼自身は成長したけど、客観的にはどうなのか問題があるもんね。
・あれ以来、、、、、、上の空、、、背負うべきこと、、、、、1人で、、、、背負おうとしている、、、、、、、、
→、、、
・コントが始まりました??笑笑笑笑三谷幸喜の喜劇見てる気分笑笑笑笑
→三谷幸喜さんの喜劇面白いから是非見てください
・ちょぎ、本丸は褒めてくれるんだよね。偉いね。
・俺たちは刀だ、、、、刃持ちて語らおう、、、、、(半泣き)
・強さに意味があるのか、それ、三日月さんもきっと思ったことだろうね。まんばちゃん。
・歌仙くん成長したねぇ。
・悲しみは今もこの胸に、、、、どんぐり、、、、、
・エンディング、強くなってる、、、、、かっこいい、、、、、
・へしきり。大好き。愛してる。いい子ね。また出てね。
・まんばちゃん。、、、、、、、生きてくれ。大好き。ありがとう頑張れよ。また出てくれ。待ってるからね(切実)三日月さん、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、三日月(絶望)もうこの関係やばい、、、、、、、、泣かないで、、、、、、、、、、、、お願いします、、、、、、、、、もうむり、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
慈伝初見私
序盤「わーい!!!!楽しい!!!!!!」
中盤「わーい!!!!楽しい!!!!!!」
終盤「あっっっっ、、、、、、、、、(絶句)」
カテコ「、、、、まんばちゃん、、、、、三日月、、、、、、、、、、、、、、(号泣)」
維伝
1幕を見たあとに震えが止まりませんでした。新章の幕開けとともに、私はとんでもないジャンルに手を出してしまったんだなと自覚した作品。BGMが不穏。
・始まりから不穏すぎない??
・NACSさんのlooserを見返したい病、、、大泉洋、、、、怖かったなあ、、、、
→大泉洋さんの坂本龍馬が見れるのはlooserだけ!!!
・舞台のレベルが上がってるなあ、、、、、ぐるぐる回るし背景の画質が良くなったし、デカいし、人多い、音楽の雰囲気もポップになったよね
→ハリボテ、、、なるほど、、、だから、音楽が軽かったのか??わざとだなこれ、、、セットがグルグルするのも演出じゃなくて伏線だったとは、、、、頭良、、、、、
・「あいとうなかったなあ、、、」がなんか悲しげ、、、、、、、陸奥守なにを知っている?
・なんか漠然と感じるこの舞台の違和感はなんなんだろう、、、、
音楽も常に不協和音で不穏だし
→フラグでしたね
・おはぎを突っ込んでやろう笑
・これが闇のワクワク先生、、、、、、、、、、、、、
・なるほど、、、可能世界的な???え?!?待っ、、、、、、破れた、、、なんで、、、あのメンバーなんだろ、、、、
ほんとに違う本丸ですか????
それはある分岐点のこの本丸じゃないんですか???それを三日月さんが救ったんじゃないんですか???
・ねえやっぱり三日月を救えますよね?ねっ!!!!!小烏丸さん????
・え???な?!え???は???えっ?!?分からない???何が起きましたか???分からないんですけど??????分からないんですけど?????????????!????助けてくれ??!????。????(大混乱)
私1幕の最後に何を見た????ちょっ2幕待って待ってこないでまだ来ないで!!!!
→これはまんばちゃん(仮)を目撃したときですね
・これトラウマ回だよね?????私はトラウマになりました、、、見たくなかった、、、一瞬でも、、、刀剣破壊を、、、見たくなかった、、、、、、
・すごい、、、、、、階段落ちだ、、、、、、
・よい、、、、陸奥守と兼さん、、、よい、、、
・陸奥守のその笑顔メンタルがしぬ、、、、。うわあああん龍馬、、、、、
・んで、この世界は龍馬が願ってしまったから生まれた世界ってことでおけ???
・寂しい、、、
・ちょっとなんで時間遡行軍側にまんばがいるんですか???助けてください答えをください
→ほんとそれな
・うーんなるほど、、、待って色々考えさせて、、、、、また、、、、謎が増えてしまった、、、、
・歴史を守るのが刀の本能。守らないのは刀じゃない。じゃあ、三日月は??まんばは?
・やっぱり音楽が不穏なんだよな、、、、
維伝初見私
序盤「お、なんか舞台のテイスト変わったな!!(ワクワク)」
1幕終わり「え?、は?え??待って??え????????」
中盤「あー〜〜ーなーるほどめっちゃ面白いこの舞台」
終盤「あーーー🤦♀️🤦♀️🤦♀️あ?え?いや一旦考えさせて待っ」
今「おれら(観客)の戦いはこれからだ、、、、(震え声)」
ここまで語彙力のない感想をご覧くださりありがとうございました。
ここからは考察タイム!!!
(嫌な予感がした人は回れ右お願いします!)
・三日月宗近
なんでなんだよ、、、、、、なんで、、、
背負いすぎランキング圧倒的1位ですよね。
ここで「シーシュポスの神話」の話をさせてください。以前のブログでも書きましたが、高校の倫理で習った話なんですが、三日月さんに当てはまり過ぎているので引用したいと思います。
「神を欺いたことで、シーシュポスは神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならないのだった。カミュはここで、人は皆いずれは死んで全ては水泡に帰す事を承知しているにも拘わらず、それでも生き続ける人間の姿を、そして人類全体の運命を描き出した。」
(wikiより引用)
これ、人間と不条理の話なんですけど、
「結局は同じ結果にしかならないのに繰り返し続ける」=「生きること」って表現しているのがね、、、、、、もうね、、、、三日月さんの生き方そのものなのかな、、、、って。
三日月さんは円環を巡り続けるっていう特殊な状況下でそんな不条理と向き合ってしまったわけだけど、私は彼をとても人間的だと思いました。
神様のようであると同時にとても人間的な三日月さん、、、魅力的ですよね。
そもそもなんで三日月さんが円環を廻ることになってしまったかは、次で話すとして、三日月さんの気持ちを考えてみたいと思います。
三日月さんは「諦めている」のかなって思いました。でも、海のように、より深いところで、水面下で感情が揺れ動いているように見えました。
まんばちゃんを見つめる揺れる視線に現れていると思います。あのシーン頭に焼き付いて離れない、、、
三日月さんは諦めてる。また同じ結末になると諦めてる。だけど、より深いところで、表には出さないところで、この本丸を自分を犠牲にしても守るという使命感と自分を救い出して欲しいという切実さがせめぎ合っているように感じました。
あと、
限りあるから素晴らしいという維伝との対比。
三日月さんの人生は今のところ繰り返しで成り立っているわけですが、彼を円環から救ってしまったら、三日月さんはやり直しの効かない1回切りの人生を生きなければいけません。それがどのような結末になる世界にしろ。
幸せになってほしい、、、、
・三日月を救えるのか
私はこの刀ステの物語を分岐点に従ってルートが変わるゲームのように認識しています。
そのゲームの主役は三日月さんであり、三日月さんはどんなに分岐点で違うルートに進んでも、最後は自身の解体というエンドで終わる物語をループしているのでしょう。無理。
そもそも三日月さんが円環に閉じ込められたそもそもの原因はなんなんだろう。きっとそのうちやるだろうけど、友達と前話していたいちばん怖い可能性は、
悲伝が1番最適解だったという説。
三日月はループしながらトライアンドエラーを繰り返していると思います。しかも自分の私利私欲と関係なしになんかの信念に突き動かされている。三日月がループしたのは本丸を守るためでは?ループした原因に本丸が全滅したとかそういうどうしようもない悲劇を回避する狙いがあったら、、、、
もし悲伝が最適解だった場合、刀剣男士たちは悲伝のルートを守りつつ、三日月を救い出さなければいけないのではないでしょうか?
でも三日月がいなくなり時間の歪みが解消されたいま悲伝の時間軸にいって三日月を助けることは出来ないんだよなあ、、、、、、
ただまんばちゃんが悲伝千穐楽で勝ったことは何かのトリガーにはなると思うんだ、、、
結論。三日月を救えるか。わからん。どんぐりあるから。行ける気がする。
・山姥切国広
煤けた太陽。
彼は希望であると同時にとっても危うい。太陽もそうじゃないですか。光り輝いて周りを照らしてくれるけど、近づくと燃えてしまうし、周りを焼き尽くすかもしれない。しかもまんばちゃんは全く太陽だという自覚はない。
まんばちゃんは悲伝で三日月さんを失います。もうほんと全てのシーンがしんどいんですけど、三日月と対峙する刀剣男士、それを全力で掴みかかって止めようとして投げ飛ばされるまんばちゃんの構図が本当に辛かったです。あと、ほんとに三日月さんとの対決の場面が辛い。まんばちゃん、もう一生分の涙を使い果たすんじゃないかくらい泣いてるじゃないですか。あの涙は、自分の無力さを痛感した絶望の涙でもあり、三日月の真実を知ったときの悲しみの涙でもあると私は思いました。
刀ステは慈伝まで、まんばちゃんの成長物語だと思っていました。自分に否定的なまんばちゃんが、自信をつけて、三日月を失いながらも、その悲しみを乗り越えて強くなる物語。哀しくも優しい物語。
維伝でちょっっっっっと待ってくれとなりました。
この話はどこに進もうとしているんだ???
まんばちゃん(仮)が何者なのか次で考えていますが、
少なくとも、あのまんばちゃん(仮)が似て非なるものだった場合、まんばちゃんはまんばちゃん(仮)と対峙しなければいけない可能性があるんじゃないかなと感じました。
どうなるんだ、、、、、
・維伝の山姥切国広
維伝で殺された。慈伝で気持ちよく送り出したはずなのに、私たちは地獄を突きつけられた、、、維伝生で見た人、、、大変だっただろうな、、、
あれはなんなのでしょうか?考えられる可能性は①まんばでは無いなにか ②闇堕ちルートのまんば ③折られたまんばの怨念?
①維伝が飲み込みずらい理由が、そもそもあの世界が放棄された世界であり、いた人々が時間遡行軍ではない強靭な敵になりえたことです。モノを依代としない思いが具現化したということ?それだったらまんばの三日月を救えなかった無念が何らかのかたちで具現化することも有り得るだろうか。
ただ、これだといまいち時間軸が分からないのと(悲伝を経た三日月が解体された時間軸ということ?)時間遡行軍の姿をしている説明ができない。
②維伝の時間軸がそもそも私たちが見てきた刀ステの流れで動いていない場合。まんばが修行に行かずに闇堕ちした世界?これは今後の展開を見ないとよく分からないんですよね。
ただ、つるさんに「この世界に必要な刀」って強い言葉をかけているので、怨念というよりまんばそのものの可能性もあるのかなって、、、、、わからない、、、、
あと三日月が出ている時の鶴丸と小烏丸の会話がミスリードにも聞こえます。あの二人含みのある言い方だったから、、、
③わざわざ維伝で刀剣破壊を見せたのは、他の本丸という訳じゃなく、別の時間軸の「この」本丸だということ?分岐点のひとつに部隊全滅ルートがあるということがもう無理しんどいですが、、、、
その場合、まんばは破壊されてるため、その怨念かなにかが時間遡行軍の形をもして動いていたということでしょうか?でもそうなると説明がつかないことが多くある。
確定しているのは、まんばが三日月のために動いていること、刀剣男士(または刀剣男士の感情)が時間遡行軍のようなものになり得るということ。
・歴史を守るのは刀の本能
個人的に維伝の立ち位置がふわふわしてるように感じました。虚伝のように、伏線回収の時点でターニングポイントになる作品なんじゃないかなと感じています。
これを陸奥守さんが言った時の表情が怖かったし、背後に流れるBGMが不穏だったし、舞台演出も不穏、、、、、、
これを逸脱している刀として対比されるのは三日月なのか、まんば(仮)なのか、、、
鶴さんや、小烏丸さんも気にかかる、、、
後書
2.5ってなんでしょう(哲学)
私は前回のブログで言ったように2.5はあまり見たことがない人間でした。ただ、2.5を見ることになにか抵抗があったという訳ではなく、ただ単にきっかけがなかっただけ。私は初めて見た2.5作品が舞台文豪ストレイドッグスの黒の時代で2.5の魅力は痛いほど感じていました。(ほんと黒の時代は傑作なので皆さん見てください、、、、バスのシーンが、、、)
そんな私にきっかけを作ってくれたこの無料配信にとても感謝しています。円盤買いたい。
2.5ってなんでしょうね。私個人の意見としては、それは供給する会社が区別することであり、とても恣意的なものなんじゃないかなっていうこと。区別するのは(公式が提示してくれてるので)もちろんいいと思うんですけど、見る前から2.5だから嫌い、3だから嫌いって大きなジャンルで判断するのは野暮なのかなってこと。
あくまで私個人の意見ですが。
刀ステ、演劇としてすごく面白かったんです。原作がある作品はキャラクターや物語展開が原作に寄ることがもちろん求められる。そのなか、原作のコピーという訳ではなく演劇として新たな世界が成立してたから。初心者の私でも世界観に全く置いてきぼりにならずに心から楽しめたから。
ほんとに新しい世界を開いてくれた刀ステに感謝感激です!!!
はやく
舞台が見たいな〜〜〜!!!