議題:なぜ私の推しはよく死ぬのか
こんにちは。みなです。なんでこんな気が狂った題名のブログを書いてしまったかと言うと、昨日刀ステ悲伝を見てしまったからです。地獄の底にいます。本来、刀ステのまとめ感想をあげる予定だったのですが、予想以上に情緒の死!!!!!なにか書かないと死んでしまう!!!!!って気分なので刀ステ感想の前に少し違う事を書きたいと思います。
議題:なぜ私の推しはよく死ぬのか
私が好きになるキャラクターはよく死にます。好きになる役者さんが演じる役もよく死にます。見事に死にます。
後者は、すぐに説明できる。
「推している役者さんが死ぬ演技が上手いから」
そして、「ミュージカルはそういう話が多いから」
そうです。私の推しさんは美しく死ぬ演技が上手い上、ミュージカルは愛!!!!そして、死!!!!!!!!!!って演目が多いように思えます。だからよく死ぬ。以上!
ミュージカルはいいぞ!!!
上記のように後者はわかりやすい理由があるので、今回は前者について考えてみたい。
そもそも私の推しは
「残酷な世界を抱いて眠れ!」
タイプが多いんです。
①犠牲愛に生きるタイプ
誰か1人を一途に思い、その人をまもるために人知れず死ぬキャラクターがこのタイプ。辛い。人気投票すると絶対上位に来ると思うキャラ。
②が長いので、こちらはサクッといきますね。
まずは、ハリーポッターシリーズのセブルス・スネイプ。ハリーポッターの母リリィを生涯愛し続けた男。そもそもwikiで名前検索したら死ぬから見てほしい。
人生で初めて推しになったキャラクターなんですけど、ハリポタこの人推しな人多いと思う。二重スパイって設定だけでおいしすぎる。
そして、「呪いの子」がまじでやばい。相変わらずセブルスがセブルスでした。そして、すごく破壊力のあるセリフを言っていた、、、、、、、、おまえ、、、、リリィをまだ、、、、、、、、、、、
私は赤坂のホグワーツで死にます。
あと、プチ情報としては、セブルス・スネイプだけは作者から二重スパイになった経緯やリリィのことなどを初めに教えられていて、それを踏まえて演じていたそうです。
刀ステの鈴木拡樹くんと同じだ、、、、、
二都物語のシドニーカートン
人生の推し。フランス革命の最中、愛する人へとその家族を守るため断頭台の露と消えた男。
あまりにも辛い。
彼に対して語ることは「大好き、、、」って感情以外浮かびません。
井上芳雄さんと浦井健治くんがやってたのを生で見たら心が爆散してたと思うので、むしろ見なくてよかったと今では思っています(嘘)
直近で言うとフランケンシュタインのアンリも。「君の夢の中で」で涙腺がいつもおかしくなります。
「君がみせてくれた未来はここで終わるけれど
どうせ君に逢っていなければこの人生なんてなかったのさ」
犠牲愛が大好き、、、、、、、、、、、
②1人だけ世界の秘密を知っているタイプ
博識で、ミステリアス、掴みどころがない、などなどの性格で表されるが、ストーリーの最後にとんでもなく重いものを抱えて生きてきたとわかるキャラクター。そして死ぬ。物語に1人くらいはいますよね?世界に愛されていないキャラクター。そう、彼です。
まずは、舞台刀剣乱舞、三日月宗近。
、、、どういうことですか??世界はなんで彼にそんなに優しくないのでしょうか。
私は悲伝で刀ステの伏線は回収されるよ!って情報を得ていました。だから、期待していたんです。でも、待って。私たちは事実確認をされただけでは??何も解決していないのでは???そう、悲伝は私たちに三日月宗近の真実を投げつけて来ただけで、何も解決しなかった。そもそも三日月さんはなぜ結び目になってしまったのか。彼を救う方法はあるのか。私たちは何も知らない、、、、知らないんだよ!!!!!(限界情緒)過去と今と未来、三日月さんはめぐり続けるんだよ。いつもと同じ、「歴史は改変されない」って歴史を。まんばちゃんと戦う物語を。やめてくれ。あまりにも彼のものがたりが辛すぎる。
彼の「徒労」って言葉に、高校の時に倫理で習った「シーシュポスの神話」を思い出して死にました。検索してみてね。
悲伝の三日月さんの揺れ動く視線が私の脳裏に焼き付いて離れません。どうしてくれるんだ、、、、、
そして、私のもうひとつの死因。とある推しの話をしましょうか。
文豪ストレイドッグスBEAST、太宰治。
三日月さんの様子を見た時に私は初演から嫌な予感がしていました。
これ、私の文ストの最推しと同じじゃないか、、、?
三日月さんは1人だけ世界の秘密を知ってるんじゃないか???
当たりましたね(悲しい)
BEASTは今年実写化が決定しているので、Twitterで詳しくは語れなかったんですが、ここではガッツリ話したいと思います。
BEASTは本編の文ストの反転した世界。if世界。パラレルワールドのお話です。
私の推しの太宰治は、本編の世界(正しい世界)の記憶を持ちながら、BEASTでは敵組織の長として生きています。
願いはただ1つ。
「親友織田作が生きて本を書いている世界を崩壊させないため」
それを成就させるためだけに、無限にあるパラレルワールドからこの世界を選び取り、敵の長となり、最後にはこの世界のある秘密を守るために自殺します。笑顔で。
そして、この世界の残酷な点は親友織田作側には本編(正しい世界)の記憶がないところ。
太宰治には本編(正しい世界)の記憶があるうえ、そもそもが親友を守るためにパラレルワールドに存在しているので、親友織田作に親しく話しかけますが、敵組織の長なので銃を向けられてしまいます。でも、太宰治は話しません。実はこの世界がパラレルワールドであること(正しくない世界であること)も、本編の世界(正しい世界)では親友織田作は殺されていることも、本編の世界(正しい世界)では2人は親友であったことも。
あるシーンで太宰治は言います。
「できることといえば、愛してやることだけだ。この世界が、1つの巨大な嘘であるという事実を。」
これ最初は映画の特典小説だったんですよ???(後に文庫化、漫画化した)おかしいですよね???
特典小説で推しが死ぬことってあるんだ、、、って悟りを開きました。
そして、とってもとっても素敵だった舞台文豪ストレイドッグス黒の時代を見た後に、これの実写化を見るのがメンタルが死にそうです。
、、、実写映画化おめでとうございます、、、、(半泣き)
このBEASTの太宰治の最期をある方が「世界と心中する」って表現していて、言えて妙だなって思っていたんですが、
「太宰治は心中、三日月さんは無理心中だよね」って友達に言われて私は死んだ。
推し、
世界と心中しないで、、、、
昔から、私はこの手の話が好きだったのかもしれません。小学生の時に読んだ本の話。「わちふぃーるど」シリーズっていう池田あきこさんの小説にジタンという猫が出てきます。動物が主人公のファンタジー物語なんですが、
ジタンは過去に妹を探している最中に不死の泉に浸かってしまったため、神様から罰として、これから来る厄災から世界を守るために主人公を待つ、という使命を与えられた王子です。
この時点で設定がてんこ盛り。
それで、ジタンは信じられないくらい、長い年月を主人公を待ちながら暮らします。家族仲間がみな死んでも彼は待たなければいけなかったので。
ついに主人公と出会うことが出来たのですが、主人公とともに厄災から世界を守るため、過去へと遡る最中に、時の狭間に消えてしまいます。
「ぼくはいけないよ。でも、きみはもうすぐ(過去の)ぼくにあえる。」
私は、死ぬために生きているような人が推しになりがちなのか?
LILIUMのスノウちゃんも1人だけ記憶があるタイプでしたね。リリィちゃんとスノウちゃんの関係があまりにも悲しくて大好きです。
あと、運命に翻弄される人が好きですね。
髑髏城の七人の蘭兵衛さんとかSHIROHのシローくんとかが大好き。warriorの信長さんも大好き。新感線とかnacsさんそういうキャラクターを描くのが上手ですよね、、、
結論:私の推しがいつも死ぬ理由は、そもそも私が世界に愛されていない人を愛したくなるから
満足しました!!!
さて、今日は慈伝を見て癒されるぞ!!!!!
追記
慈伝を見終わりました。素敵な話だった、、、、(涙)
言いたいことがもうひとつ増えたので、少し脱線しますが、書いておきます。
私は「師弟関係」が好きです。
塾で国語の先生から習った物語のテンプレっていうのがありまして、、、師匠と弟子がいる話の場合、師匠は弟子を教え導く。そして、弟子が「師匠の要素」を受け継ぎ、成長し、完全な形となることで物語は終わる。その際に、師匠は弟子のもとを去らなければならない。
このテンプレは様々な物語で使われています。
たまたまなのですが、②にあげた刀ステも文ストもこれに当てはまるのですよ、、、
刀ステは、師匠は三日月さん。弟子はまんばちゃん。
(BEASTは一旦置いといて本編の話をします)文スト黒の時代は師匠であり親友は織田作。弟子は太宰治です。
この弟子たちは師匠という自身を導いてくれる光を失い、1度は挫折します。でも、それでも、彼らは生きることをやめない。悲しみを乗り越えて、強くあろうとします。そして、次の弟子を育てる(刀ステはまだ見ぬ誰か、文ストでは太宰治は中島敦を導いています)
素敵な関係だとは思いませんか?
私の推しはいつも死んでしまう。
それでもそこにある絆は温かいものであって欲しい。残された人達は強く生きて欲しい。
それが私の願いです。
っていい話ふうにしめましたが、
推しが死ぬのはやっぱり悲しい!!!!!
精神が死にます!!!!!
推し、
生きて!!!!!!