くちびるに歌を

くちびるに歌を

散らぬ牡丹の一つでいい。君の胸を打て。

劇団四季 エビータ 10/20

 
 

劇団四季 エビータ 10/20

東京エレクトロンホール宮城

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地元の劇団四季公演!!!たまたま千穐楽、しかも良席が取れたので喜んで行きました〜!

 

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以下特に気になったエビータとチェ、その他の感想です!


東宝ミュージカルオタクなのでエリザベートを投影しがちです。注意。

 

エビータ
・冒頭の演出が好きすぎてそこで100点入った。初っ端から大勢の歌で殴ってくる演出大好き。

 

・彼女は空の果てを知らない鷹みたいな存在だったのかな、、、太陽に向かって飛んで。周りから引いた目で見られているのにも気づかずに、自分の限界にも気づかずに、そのまま果てた美しい鷹、、、。

 

・白いドレス、、、エリザですか???(錯乱)白いドレスって美しさの象徴なんだろな。

 

・幸せってなんだろうな、、、彼女は沢山の男性を踏み台にして、大統領夫人という座を勝ち取ったけどそれは幸せだったのかな、、、

 

・ラストのいままでの音楽が沢山聞こえてくるところ、じわじわ感動したなあ、、、M!みたい、、、
彼女の人生の走馬灯のようだった。

 

・浅利さん演出素敵でした、、、ラストシーンの花びら(?)が降ってくるところとか、、、

 

・カーテンコール役者さんめちゃくちゃ可愛くて、癒されました。

 

チェ

(チェ・ゲバラだとは明記されてないけど、チェ・ゲバラだと思って話します。)

・登場時にルキーニじゃん!と叫んでしまった東宝オタク。立ち位置がまさにルキーニ。狂言回しであり、観客をエビータの世界に誘う立場。

 

・でも、チェの違うところは、実際にエビータの人生には干渉していないということ。ルキーニはエリザベートの人生を終わらせた人物だけど、チェは実際にはエビータと関わっていないはず。ただ、この作品ではチェはエビータを見限った立場として描かれているように思えた。

 

・チェがエビータを見る目ってなんだか悲しそうだし、どんどん冷めていくように思えるんだよね。祖国のアルゼンチンを改革したエビータとそれを見限って、キューバの革命を支持したチェ。その方向性の違いが背景に現れているようで辛い。

 

・どんどんエビータを見る目が冷めていくチェ。もしかしたら観客の視点ともリンクしてるのかもな。

 

・個人的に好きなシーンは、冒頭とラスト。冒頭のエビータのお葬式のシーンは力強いのになんだか悲しそうだったし、ラストの捨て台詞をチェに言わせるのかあ、、、って思ってしみじみした。

 

・ダンスと歌めちゃくちゃ上手いですね、、、

 

・カーテンコール、ユーモアのある方でめちゃくちゃ盛りがったし、めちゃくちゃ笑った。

 

その他感想

・今回あまりに良席すぎて、アンサンブルの方が客席降りするシーン隣に男性アンサンブルの方がきた。良いお声。

 

劇団四季さんの本気の椅子取りゲームをエビータで見ることになるとは、、、、

 

・一番好きな歌ですか?「金金金」の歌です。
(民衆が歌う歌を好きになりがち)

 

 

楽しかったな〜!劇団四季さん私が見た中だとライオンキングが一番好きなんですけど、エビータも同率1位になりそう!!

何度も言うけど、浅利さん演出素敵だった。
海外版も気になる!